ガーミンのランニングウォッチには、出場する大会を登録すると、日々の練習データから「今のあなたなら、フルマラソンをこのくらいで走れます」と教えてくれるレース予測タイムの機能があります。
この予測、どこまで当たるのか。
59歳でサブ4を目指した私の、直近3レースの実測データを公開します。結論から言うと、私の場合は「本番は予測より約5分遅い」でした。そして、その5分を織り込んだ作戦が、最終的にサブ4を決めました。
実測データ:予測と結果の差
| レース | 直前のガーミン予測 | 実際の結果 | 差 |
|---|---|---|---|
| 春先・58歳 | 4時間5分台 | 4時間10分台 | +5分 |
| 年の瀬・59歳 | 4時間0分台 | 4時間5分台 | +5分(37km以降、強い向かい風) |
| 春先・59歳 | 3時間58分台 | 3時間59分台 | +1分 |
私が立てた作戦:「予測マイナス5分」で考える
2レース続けて予測より約5分遅かった時点で、私はこう考えました。
予測が目標タイムちょうどでは、届かない。目標より5分速い予測が出るまで、走り込むしかない。
サブ4(4時間切り)が目標なら、ガーミンの予測で「3時間55分」を切る。この逆算が、私の冬の走り込み(1月に自己最多の月間250km)の根拠になりました。
実際には直前にふくらはぎの違和感で5日間中断し、予測は3時間58分までしか戻せませんでした。それでも本番は3時間59分台。ギリギリ、逃げ切れました。
なぜ最後のレースだけ、差が1分に縮まったのか
正直、はっきりとは分かりません。ただ、思い当たることはあります。
約5分の差が出た2つのレースでは、ある時点で明らかに目標タイムには届かない状況になったため、エイドステーションで立ち止まり少し休んだり、ペースを少し落として走る場面が、確かにありました。一方、最後のレースだけは、一瞬でもサボればサブ4が消える状況。生まれて初めて、まったくサボらず、最後まで必死で走ったんです。
つまり、私の解釈はこうです。ガーミンの予測は「サボらずに走り切ったときのタイム」を示していて、そこに当日のサボり分が上乗せされて、本番の結果になる。 私の場合、そのサボり分が、だいたい5分だったということなのだと思います。
だとすると「予測マイナス5分」という私の作戦は、言い換えれば「サボる自分込みで計画を立てた」ということになります。自分の弱さを織り込んだ計画——怠け者には、これが合っていました。
注意
- これは59歳・市民ランナー1人の、3レース分の記録です
- コース(アップダウン)、気象(向かい風)、当日の体調で差は変わります
- 「予測より5分遅い」はあくまで私の場合。あなた自身の過去レースで、あなたの”差”を測るのが一番確実です
この数字の裏にある物語
この3レースの顛末――「あと5分」に二度泣いて、直前に故障しかけて、それでも59歳でサブ4に届くまでの話は、実録シリーズに書きました。
▶ 第17話:37kmの向かい風 ――「あと5分」が、届かない
▶ シリーズ目次(全19話)へ

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